建築女子部 高松市

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レトロ洋風建築 旧御殿水源地
有名建築が数多く現存する香川県。その多くは、戦後に建設された「モダニズム建築」と呼ばれる大規模な公共建築物ですが、レトロな装いがかわいらしい洋風建築も残っているってご存知でしたか?


どこを撮っても絵になる建物

香川県で最初の浄水場として建設された旧御殿(ごてん)水源地。山と川に囲まれた閑静な敷地に、数棟のレトロな洋風建築がたたずんでいます。
中でも三角屋根が特徴的な喞筒(そくとう・ポンプのこと)場は大正7年に建設されたもので、なんと築100年以上!2019年の春には次の100年を見据えた改修が終わり、建設当初の姿かたちがよみがえりました。
外装、内装ともに美しく塗り直され、鮮やかなターコイズブルーがレンガや芝生に映えます。

当時の棟梁たちが「わが町に洋風建築を!」との想いから西洋の技法を取り入れたことで、このような和洋折衷の建築になったのだといいます。

独特の形の屋根飾りや装飾は、どこにもないここだけのオリジナル。青空に映え、絵になります。

喞筒場は、高松市水道資料館として公開されており、高松市の水道の仕組みを学ぶことができます。大迫力の地下室には建設当時の大きなポンプが鎮座しています。

喞筒場の隣、木枠の窓がかわいらしい事務所は、広々とした明るい空間。こちらも大正6年に建設された築100年以上の建物で、今後、色々な利用法が検討されるとのことです。お手洗いや授乳室などの設備も一新しているので、お子さま連れでも気軽に立ち寄れますよ。

専門店の玉子サンドでランチタイム

そんな旧御殿水源地のほど近くには、テイクアウトできる玉子焼の専門店があります。

香東川に沿って南に進むと、黄色ののぼりと小屋が目印の「赤鬼」が見えてきます。
割烹を営まれていたご主人が作るふわふわの玉子焼きにはファンも多く、週末には県外からもお客様が来るそうです。

名物の玉子サンドには、しっとりふわふわとした食感の食パンを合わせています。

ボリュームある玉子焼は、甘めの「赤」と出汁入りの「青」の2種類から選べます。

玉子焼には大きく新鮮な卵を使用。お惣菜やお米もすべて県内産にこだわり、丁寧に作られています。中でもおすすめしたいのは練りものの天ぷら。ご主人が魚を買い付け、ご自身で開き、すり身にした、100%手づくりの天ぷらなのです。新鮮な小魚を使っているとあって、魚の風味がとてもおいしい一品です。季節によって、使う小魚も替わるのだそう。

こだわりの詰まった玉子サンドやお弁当をテイクアウトして、旧御殿水源地でピクニックを楽しんでみてはいかがでしょうか。


旧御殿水源地(高松市水道資料館)
営業時間 10:00-17:00
休館日  12月29日-1月3日
住所   香川県高松市鶴市町1360
電話番号 087-839-2711(香川県広域水道企業団高松ブロック統括センター総務課)
入館無料


玉子焼 赤鬼
営業時間 10:00-14:00
定休日  火
住所   香川県高松市鶴市町1650-1
電話番号 090-4503-6536

 

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